創業1927年|花と緑のある暮らし

TEL 097-532-0700
営業時間 9:00-18:00(年中無休)

プリザーブドフラワーってなに?プロが教える【長持ちする花】プリザーブドフラワーの世界

近年少しずつ巷で認知されるようになってきているプリザーブドフラワー。
「プリザーブドフラワーってなに?」
「ブリザーブドフラワーじゃないの?」
って感じている人は多いです。
まだまだよく知られていないプリザーブドフラワーっていったいどんなものなんでしょうか?
この記事では長く楽しめる夢のような花、プリザーブドフラワーについて解説していきます。

プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーとは何なのでしょうか?
ここではその意味と歴史、工程について簡単に紹介していきます。

プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーとは生花に保存液と着色料を吸わせ、乾燥させたものです。
そうすることによって生花とは比べ物にならないほど長く花を楽しむことができるようになります。
「プリザーブド」とは「保存された」という意味になります。
ときどき「ブリザードフラワー」、「プリザーブフラワー」と呼ばれることもありますが、これは間違いです。

プリザーブドフラワーの歴史

ベルギーのブリュッセル大学とドイツのベルリン大学の共同研究によって花を長期間保存する技術が1987年に開発されました。
その研究に参画していたフランスのヴェルモント社が1991年に特許保存技術を発表し、その後プリザーブドフラワーが世界に広まっていきます。
日本では2000年ごろから少しずつ知られるようになってきており、現在では国内でも生産されています。

プリザーブドフラワーができるまで

プリザーブドフラワーができるまでの工程を簡単に解説していきます。
以下のように処理していきます。

  • 生花を専用の液に浸して色と水分を抜く
  • 色を着色させる
  • 花を乾燥させる

このような工程を経てプリザーブドフラワーが完成します。
💡プリザーブドフラワーを作るための専用の液が売られているため、自分でもそれを使ってプリザーブドフラワーを作ることができます。

プリザーブドフラワーの魅力

プリザーブドフラワーの魅力と注意点、上手な活用方法を解説していきます。

長期間楽しめる

プリザーブドフラワーの魅力はなんといっても長期間楽しめることです。
湿気の多い日本でも2-3年、乾燥しているヨーロッパでは5-10年持つと言われています。
生花を楽しめるのは普通1-2週間ですが、美しい花を何年も楽しめるのは、プリザーブドフラワーの大きな魅力です。
💡日本でも保存状態が良い場合は5年ほど楽しみことができます。

手間がかからない

プリザーブドフラワーは生花と比べて手間がかかりません。
生花の場合は「水を張った花瓶に挿す」ことや「定期的な水変え」が必要ですが、プリザーブドフラワーはそもそも水が必要ありません。
また、生花と違って害虫がつく心配もありません。
お手入れしなくても長期間ずっと部屋に飾っておくことができます。

プリザーブドフラワーの注意点

プリザーブドフラワーには沢山の魅力がありますが、いくつか注意点もあります。
ここでは4つの注意点を簡単に紹介します。

  • 生花と比べて高価になる
  • 生花ほどの自然さはない
  • 花の種類が少ない
  • 注意しないと隣り合った花に色移りすることがある

💡プリザーブドフラワーの注意点をしっかりおさえておけば、より一層プリザーブドフラワーを上手に楽しむことができるようになります。

プリザーブドフラワーの活用方法

プリザーブドフラワーはその魅力からいろんなことに活用されています。

プリザーブドフラワーの活用例

  • 結婚式のブーケ
  • 花時計
  • お見舞いやお祝いの贈物

プリザーブドフラワーは生花と違って事前に材料をそろえることができるため、当日手に入らないという心配はありません。
そのため結婚式のブーケなど大事な日に使うアイテムに適しています。
また、花粉や香りがないため、花粉アレルギーの人や香りに敏感な人の心配をせずお見舞いの贈り物にすることができます。
香りがないので、オフィスや飲食店など強い香りが一般的に望ましくないと考えられるところにも安心してお祝いのプレゼントにすることができます。

プリザーブドフラワーの保存方法

ここではプリザーブドフラワーをできるだけ長く保存する方法について紹介していきます。

湿気に注意する

プリザーブドフラワーは湿気に弱いです。
湿気の多い日本では特に、湿気にさらされないようによく注意する必要があります。
プリザーブドフラワーを湿気から保護する方法

  • ガラスやプラスチックのケースに入れて保管する
  • ケースの中に乾燥剤を入れておく

以上のようにしてできるだけ湿気に触れないようにしてあげましょう。

強い光に触れないようにする

紫外線やスポットライトに当たるとプリザーブドフラワーはすぐに傷んでしまいます。
できるだけ紫外線やスポットライトが当たらない場所に保管するようにしましょう。
おすすめの場所は以下のとおりです。

  • 玄関
  • 廊下
  • 本棚などの棚に置く
  • 壁にかける

まとめ

かわいい花を何年も楽しめるプリザーブドフラワーはまさに夢のような花です。
この記事で紹介されている魅力や保存方法を参考にしながら、ぜひ一度プリザーブドフラワーを部屋に飾ってみてください。
プリザーブドフラワーは…

  • 生花を加工して何年も楽しめるようにした花
  • ブーケや贈り物におすすめ
  • 正しい方法で保存するととても長持ちする